母なる大地の子宮に回帰するスウェット・ロッジ
スウェット・ロッジとは、ネイティブ・アメリカン・ラコタ族に伝わる儀式の一つと言われています。
ネイティブ・アメリカンは、俗語でインディアンですが正式には初めからアメリカに住んでいたという意味となり、スウェット・ロッジは、文字通り、「汗の小屋」という意味となります。
ラコタ語では「イニーピー」といい、「子宮回帰」を意味しています。
母なる大地の子宮であるロッジ、そこは、身体、精神、魂を浄化する聖なる空間であり、祈りの場所となっています。
スウェット・ロッジは、大地に大きなお椀を伏せたような形をしていて、ラコタの聖数、4か7の倍数の数の柳を使い円を描くように地面に枝を突き刺し、たわませて交差させながら骨組みを組んで円形にして、その上から毛布をかぶせます。
出入り口には、ドア代わりの覆いをかぶせ、開閉できるようになっていて、ドアを閉めると、ロッジの中は、密閉された暗闇となります。
まさに、大地の子宮の中に入っている状態の中で、そこに、真っ赤に焼いた石を運び入れて、その石に水をかけますので、ものすごい蒸気が空間を満たし儀式が始まります。
ロッジの中にいると、自然界の要素、土、水、火、空気を使い、大いなる存在 「ワカンタカンタカシラ」とのつながりを感じ、全ての存在と一つであることを思い出させてくれます。
儀式が終了し、大地の子宮「イニーピー」から出てくるとき、新しい命を与えられ、新しく誕生することから、熱い暗闇の中から解放され、明るい世界に出たとき、自然界の美しさ、すばらしさ、すがすがしさを実感し、すべての存在とつながっていることとともに深い感動に包まれます。
今週末の土日に、中間テストに続き期末テストも主要五科目が平均80点をクリアしたことで、中学二年生の長男が参加します(^^)/